バブアーの魅力を徹底解剖|歴史とモデルから学ぶ、30〜40代男性のスタイルアップ術

バブアーの魅力を徹底解剖|歴史とモデルから学ぶ、30〜40代男性のスタイルアップ術

 よりみちパパ

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もうすぐ夏も終わり!秋からはやっとバブアーが着られる!

仕事に追われながらも子育てに奔走する30〜40代の男性にとって、日々の装いは「自分らしさ」を取り戻す大切な時間です。その中で注目したいのが、英国発の老舗ブランド「バブアー」。防風・防水に優れたオイルドコートとして誕生し、今ではビジネスにもカジュアルにも活躍するスタイルアップアイテムとして支持されています。本記事では、バブアーのルーツから代表モデル(SPEY、TRANSPORT、BEDALE、OS BEDALE、BEAUFORT、BORDER、BURGHLEY)までを徹底解説。さらにスーツとの相性や経年変化の楽しみ方、ライフスタイルに合った選び方を整理し、忙しい大人の男性が日常とビジネスをつなぐ「一生もの」の魅力を掘り下げます。

バブアーのルーツと魅力

北海の漁師から始まった防風・防水のワークウェア

英国生まれのバブアー(Barbour)は、1894年にジョン・バブアーが創業したブランドです。そのルーツは、北海の荒波に挑む漁師や港湾労働者のために作られたオイルドクロス(油を染み込ませた防水布)にあります。当時の労働者にとって、雨風を防ぐ衣服はまさに「命を守る道具」。バブアーは実用性に優れた作業着として人気を集め、その品質は瞬く間に評判となりました。

現在でも、オイルドジャケットの防風性・防水性は折り紙つき。ナイロンやゴアテックス素材が主流となった今でも、多くの人を魅了し続けているのは、「機能性」と「伝統」が共存しているからにほかなりません。

英国王室御用達の背景と信頼の歴史

バブアーの大きな魅力の一つが「ロイヤルワラント(英国王室御用達)」の称号を授かっている点です。これは王室のメンバーが実際に愛用し、その品質を認めたブランドに与えられるもの。現在、バブアーはエリザベス女王、チャールズ国王、エディンバラ公から授与されており、トリプルワラントという希少な称号を持っています。

つまり「王室が認めた信頼性」を証明するブランドであり、単なるファッションアイテムではなく、格式と歴史を背負った存在なのです。

現代に受け継がれる「オイルドコート」の機能性と経年変化

バブアー最大の特徴は「オイルドクロス」による独特の質感。防水・防風に優れており、雨が多い日本の気候にもマッチしています。また、使い込むほどに生地の色合いや風合いが変化していきます。この「経年変化」が、バブアーをただの服ではなく「自分と共に育つ相棒」にしてくれるのです。

例えば、新品のオイルドジャケットはややベタつきがあり、深い色味をしていますが、数年着用するとオイルが馴染み、柔らかく落ち着いた質感へと変化していきます。これが「味」となり、大人の余裕を演出してくれるのです。

主要モデルの特徴と違い

Barbour公式ホームページより抜粋(以下、同様)

https://www.japan.barbour.com/Page/features/2024/1024/

SPEY|フィッシングジャケット由来のショート丈モデル

「SPEY(スペイ)」はもともとフライフィッシング用に開発されたモデルです。着丈が短く、動きやすいのが特徴。川辺での動作を妨げないための設計ですが、現代では街着としても人気です。デニムやチノパンと合わせると軽快で、子どもと公園で遊ぶときにも動きやすさを実感できます。

TRANSPORT|都会的な印象を持つシンプルなショート丈

「TRANSPORT(トランスポート)」は、バブアーの中でもミニマルなデザインが魅力。余計な装飾を省いたことで、スーツやジャケットスタイルとも相性が良く、通勤時のアウターとしても活躍します。着丈が短めなので、ビジネスリュックを背負っても裾が邪魔にならない点もポイント。

BEDALE & OS BEDALE|乗馬用に生まれた定番モデル

「BEDALE(ビデイル)」は、乗馬用として1980年に登場したモデル。サイドベンツ(裾の切れ込み)やハンドウォーマーポケットなど、機能美が詰まったバブアーの代表作です。程よい丈感でオン・オフ問わず着回せるため、初めてのバブアーとして選ばれることも多い一着。

「OS BEDALE(オーバーサイズ ビデイル)」は、現代的なシルエットにアレンジしたモデル。肩周りに余裕があり、スーツの上から羽織っても窮屈にならないので、ビジネスシーンにもおすすめです。

BEAUFORT|狩猟向けに開発されたゆったりシルエット

「BEAUFORT(ビューフォート)」は狩猟用ジャケットとして誕生。特徴的なのは背面の大きなゲームポケット(獲物を入れるための収納)です。現在では実用する人は少ないですが、大容量の収納力は日常生活でも重宝します。ゆったりとしたシルエットでスーツの上に羽織りやすく、エレガントな雰囲気も兼ね備えています。

BORDER|ロング丈で防寒性に優れる万能コート

「BORDER(ボーダー)」は防寒性を高めるためのロング丈が特徴。膝上までしっかり覆うため、冬の冷たい風から体を守ります。北海道や東北など寒冷地での着用に特におすすめ。マフラーやスーツとの相性も良く、冬の通勤スタイルを格上げしてくれる一着です。

BURGHLEY|エレガントに着こなせるトラディショナルなロング丈

「BURGHLEY(バーリー)」は乗馬競技用のコートとして開発されたロング丈モデル。BORDERに比べてより洗練されたシルエットで、ビジネスシーンに最適です。細身のスーツや革靴と合わせると、英国紳士を思わせる気品を演出できます。

ビジネスシーンとバブアーの相性

スーツスタイルに馴染む理由

バブアーは本来アウトドア用ですが、デザインは驚くほどクラシック。シンプルで直線的なシルエットが多いため、スーツスタイルにも違和感なく溶け込みます。特に、OS BEDALEやBURGHLEYはスーツの上から羽織るとバランスが良く、ビジネス街でも浮かないスマートさがあります。

防風・防寒を兼ね備えた日常使いの強み

通勤時、冷たい北風にさらされるとスーツだけでは心もとないもの。バブアーのオイルドクロスは風を通しにくく、さらにコットン特有の暖かみがあります。真冬でもインナーに薄手のニットを重ねる程度で快適に過ごせるのは、忙しい朝の身支度を助けてくれる大きなポイントです。

経年変化が育てる「大人の余裕」

ビジネスシーンでは「身だしなみ」が重要ですが、そこに“こなれ感”を加えてくれるのが経年変化したバブアー。新品のピカピカしたスーツに、使い込んで柔らかくなったバブアーを羽織ると、どこか余裕を感じさせるスタイルに仕上がります。これは30〜40代の大人だからこそ楽しめる魅力です。

30〜40代男性におすすめするバブアーの選び方

子育て世代だからこそ求めたい機能性

子どもと一緒に外遊びをする機会が多い世代には、防水性と耐久性があるバブアーは最適です。泥や雨で汚れても拭き取ればOK、さらに修理やリワックス(オイルの塗り直し)で何十年も使えるため、コストパフォーマンスも優れています。

カジュアルからビジネスまで幅広く使える万能モデル

初めて購入するなら「BEDALE」または「OS BEDALE」がおすすめ。カジュアルでもビジネスでもバランス良く活躍してくれる万能モデルです。休日はデニムやスニーカー、平日はスーツや革靴と合わせることで、シーンを選ばず着回せます。

ライフスタイルに合ったシルエットと丈感の選択

・公園やアウトドア中心なら:動きやすい「SPEY」「TRANSPORT」
・通勤メインなら:スーツに馴染む「BEDALE」「BURGHLEY」
・寒冷地や冬の防寒重視なら:「BORDER」

このようにライフスタイルに合わせて選ぶことで、失敗のない買い物ができます。

まとめ|日常とビジネスをつなぐ「一生もの」のスタイルアップアイテム

バブアーは単なるアウターではなく、歴史・機能性・経年変化を楽しめる「一生もの」のアイテムです。30〜40代の子育て世代にとっては、日常の公園遊びからビジネスシーンまで幅広く活躍してくれる頼れる存在。

忙しい毎日の中でも、自分らしさを失わずに輝き続けるために、バブアーは最適なパートナーとなるでしょう。

私がこの記事を書いたよ!

よりみちパパ

よりみちパパ 男性

忙しい中でも自分らしく輝けるライフスタイルを目指している30代パパです👨スーツ👔・腕時計⌚️・革靴👞の基礎知識から、ウィスキー🥃、トレイルランニング🏃、子育て👧まで…毎日をちょっと上質に、ちょっと楽しく✨

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